意外にできちゃう?自分でも交換可能な車のバッテリーの交換方法!

自分でバッテリー交換をすると故障したらどうしようと思うかもしれませんが、手順通りに作業すれば車のバッテリー交換は誰でもできてしまいます。
車のバッテリー交換が必要な時はガソリンスタンドやディーラーやカーショップへ持って行ったりしますが、意外と簡単に自分で交換できる事を知らない人が多くいます。これを機に自分でバッテリー交換をしてみるのもいいかもしれません。
バッテリーは車によって大きさに違いがあり、バッテリーサイズを知るには見方を理解しなければならないのでバッテリーサイズの適合表とバッテリーの交換方法についても調べましたので説明いたします。

バッテリー交換をする前にメモリーバックアップ!

自分で車のバッテリーを交換する際に必要になるのが「メモリーバックアップ」です。
バッテリー交換の時、そのままバッテリーを外してしまうと時計や純正のオーディオィオやナビのセキュリティ装置の電源供給が絶たれ設定内容がリセットされます。
これらを回避するために必要になるのが「メモリーバックアップ」で価格も1.000円から2.000円と安価に買えます。

自分でバッテリー交換手順

  • まずバッテリーを固定している部品を外していきます。メーカーや車種によって、バッテリーの固定方法は違いがありますが多くの場合は、バッテリーの中央をステーによって固定していて六角ナットで外していきます。
  • バッテリー端子からケーブルを外す前にメモリーバックアップを取り付けます。
    バッテリー端子に固定されている電源ケーブル側金属部にメモリーバックアップのクリップを挟みます。
    最初に「+」端子、次に「ー」端子の順で、メモリーバックアップろ取り付けましょう。
    「+」端子は、短絡を防止するために赤いゴムカバーで覆われているので外してからクリップを付けます。
  • メモリーバックアップを取り付けデータがリセットされない状態になったら、バッテリー端子からケーブルを取り外します。
    最初に「ー」端子から外します。
    六角ナットでとめられているので、それを緩めてから取り外します。
    次に「+」端子からケーブルを外ししまう。(「ー」端子と同じ要領)
    外した「+」端子は、のクリップを外さないように、他の金属と接触しないようにしましょう。(雑巾や大きめの布で覆うのがベスト。)
  • 新しいバッテリーを載せる際には端子の向きやバッテリー方向に注意してバッテリーをのせましょう。
  • 次に取り外したケーブルをバッテリー端子に接続します。
    最初に「+」端子から接続します。
    その際にメモリーバックアップのクリップを外さないように注意してバックアップが無効にならないようにしましょう。バッテリーの端子に付けたら六角ナットを締めて固定します。
    次に「ー」端子も同じ要領で取り付けてください。
  • 最後にメモリーバックアップを取り外します。
    外す手順は、「ー」のクリップ、次に「+」のクリップを取り外し短絡防止用の赤いゴムカバーを元に戻します。

バッテリーのサイズの見方

JIS形式の場合

バッテリー上部に印字された「数字とアルファべット」の組み合せを見てください。それぞれの数字やアルファベットには意味があります。

(例)40B19Lの場合
最初の40は、性能を表しています。
数字が大きいほど性能が高いことを表しています。

次のBは短側面のサイズを表しています。
JIS規格で幅×箱高さが区分されています。

次の19は長側面の長さです。
箱の長さが24センチであることを表しています。

最後のLは端子の位置を表しています。

短側面の+端子側からみて+端子が右にくるとR、左にくるとLを表しています。

アイドリングストップ車の場合


最近のクルマは、燃費がよくなり、燃費向上のひとつとしてアイドリングストップ機能があげられます。信号待ちなどで停車するとエンジン停止し、ブレーキを離すと自動的にエンジンがかかるのがアイドリングストップ車です。

アイドリングストップ機能のあるクルマは放電充電の繰り返しが多く、バッテリーへの負担が大きいので性能が高いものが搭載されています。表示方法も違います。

アイドリング車専用バッテリーです。 M-42L
M-42Lの場合、最初のMはサイズを表しています。

サイズのアルファベットは通常車の品番のサイズでいうと下記になります。

42は性能です。
数字が大きいほど性能が高いことを表しています。

最後のLは端子の位置です。+端子が右にくるとR、Lの場合は無表記となります。

ハイブリッドカーの場合

ハイブリッドカーの場合も表示が違います。

S34B20Rの場合
最初のSは、排気構造を表しています。
制御弁式バッテリー(VRLA)である事を表しています。
34は性能です。
数字が大きいほど性能が高いことを表しています。

Bは短側面のサイズです。
JIS規格で幅×箱高さとされています。

20は長側面の長さが20センチであることを表しています。

最後のRは端子の位置をあらわしています。短側面の+端子側からみて+端子が右にくるとR、左にくるとLを表しています。

バッテリー選びの注意点

JIS形式の場合、バッテリーを交換する際、サイズが同じものを選びます。。
JIS形式の場合は40B19Lの中のB19L、つまり短側面、長側面のサイズと端子位置の同じ物を選んでください。
最初の40は性能を表していて同じかそれ以上の数値のものを選びます。

アイドリングストップ車の場合、M-42Rの場合は、最初のアルファベットMがサイズを表していますので、これと最後の端子位置RかLが同じものを選んでください。
42は性能を表していますので、同じかそれ以上のものを選ぶ。

ハイブリッド車の場合、S34B20Rの場合は、最初のアルファベットは、排気構造、B20Rがサイズと端子位置を表していますので、同じものを選ぶ。
34は性能を表していますので、同じかそれ以上のものものを選ぶのがいいでしょう。

まとめ

バッテリーは車種によってサイズが異なりサイズが違うと致命的で交換出来なくなってしまい損をしてしまいます。カー用品店で確認してもらってから購入すると間違えは無いかと思います。
もう一つ注意したいのが端子の位置で同じサイズでも端子の位置が違うと装着出来ませんので気よ付けてください。まあ、カー用品店に車を持って行けば説明してくれるので間違えはありません。車を持って行けない場合はスマホなどでバッテリーの写真を撮っておくと間違えは無いと思います。

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