国土交通省は、車検切れ・自賠責保険未加入の車両を検知する可搬式「ナンバー自動読取装置」の導入を発表しました。国の統計では車検を受けず廃車にもなっていない数百万台の無車検車があり、そのうち20万台は今でも公道を走行していると見られています。ではナンバー自動読取装置が危険なのかを調べてみました。
可搬式ナンバー自動読取装置
無車検ということは自賠責保険にすら加入していない可能性が高く、罰則だけでなく事故など起こした時に大変な事になります。
車検制度は、公道を走る車の品質を保つ為にもうけられました。
今まで車検切れ車両の取締りは検問を行うか、警察官が不審な車を止めて取り調べるかのどちらかでした。
そこに、ナンバー自動読取装置を導入することにより、装置を置いた道路を走行する車両のほとんどを調べることが可能になります。
可搬式ナンバー自動読取装置により持ち運びが手軽に!
持ち運び可能になったナンバー自動読取装置は、カメラでナンバープレートを正確に読取ると、MOTAS(自動車登録検査業務電子情報処理システム)にナンバー情報を転送し、カメラから受け取ったデータと瞬時に照合して存在しないナンバーや車検が切れている車のナンバーと判明すればパソコン画面に表示されます。
車検切れが判明した車はその先で通報を受けた警察官に止められてしまいます。
無車検車とは
「無車検車」とは、車検切れまたは車検を受けていない車のことで、公道を走ることは禁じられ、罰則の対象になります。国土交通省自動車局が全国各地で、自動車における無車検車の割合を調べた結果、20~30万台の無車検車が走っていることが分かっているそうです。
今までの車検切れの取締り方法
検査職員が、町中で整備不良や不正改造が疑われた車両に整備を求める方法です。
駐車場の見回りをすることで期限切れの車検標章(車検シール)をつけた車検切れ車両を見つける方法ですが、時間と人手が取締りにかかるのが難点。。
歩道橋などに固定式ナンバー読み取り装置を設置し、一定期間ナンバーを読み取った後に車検切れ車両を割り出し所有者に後日指導を行う方法です。即効性が無いのが難点。
車検切れ車両の取り締まり強化でと千葉県警は2時間運用し、746台のナンバーを読み取って2台の車検切れ車両を検知、指導した。大宮では2時間で1016台読み取りました。最近では2020年12月14日、 神戸運輸監理部兵庫陸運部と近畿運輸局は、国道2号線東行きにおいて、兵庫県警察本部、東灘警察署と連携し、「可搬式ナンバー自動読み取り装置」を使用した夜間街頭検査を実施しました。その結果、ナンバーを読み取った車両286台のうち、1台について車検切れ運行が判明したため、そのドライバーに対して警告書の手交を行ったとの事です。
無車検車運行による行政処分と刑事処分!
1.違反点数6点(前歴がない場合)
2.30日間の免許停止
3.6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
1.違反点数6点(前歴がない場合)
2.1年以下の懲役または50万円以下の罰金
1.違反点数12点(前歴がない場合)
2.90日間の免許停止
3.1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金
もし、車検切れで自賠責保険も切れている車両で公道を走行すれば、無車検車運行による道路運送車両法違反と無保険車運行による自動車損害賠償保障法違反の合算で、最悪「違反点数12点(前歴がない場合)」、「90日間の免許停止」の行政処分、「1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金」の刑事処分となり人生が終わります。
しかし、実際の略式裁判では初犯や悪質性と認められない場合、罰金20~30万の命令で済む場合がほとんどだそうです。
Nシステムとオービスの違い
Nシステムというのは、高速道路や国道、幹線道路、その他に設置されている警察の監視カメラのこと。Nシステムというのは通称で、このカメラの下を通過するクルマのフロントナンバープレートを自動で無差別に撮影記録する「自動車ナンバー自動読取装置」です。撮影されたデータは、警察の手配車両リストと自動的に照会され、盗難車のチェック、手配車両の追跡、逃走中の容疑者を速やかに検挙したりするために1987年から導入されている。設置場所は主に国道や高速道路、県境周辺道路、重要施設周辺、IC出入口付近に多いが、可搬式のナンバー自動読み取り装置の普及でどこの道路でももはや危険!
自動速度取締装置、いわゆる「オービス」ですがNシステムに似ていますがオービスは制限速度を超過しているクルマしか撮影しないのがポイントで、違反すれば後日出頭命令の通知がきます。設置場所は国道、高速道路、速度超過多発区間、事故多発区間がほとんどです。
レーザー探知機を事前に知らせてくれるアイテム
仕様が3.7インチMVA液晶、300mmハイブリッドハーフミラー型レーダー探知機で、ミラーに映像が直接反映されます。本体にアンテナを内蔵していますが、GPSが測位しづらい場合にはオプションのGDO-13を設置することで改善可能です。
セルスター工業「ARシリーズ」AR-W93GMは、「逆走警告」を搭載しており、誤って逆走してしまった場合や料金所のないインターチェンジやパーキングエリアの出口などの危険な所を警告音や音声でしらせてくれます。 また、移動式の新型取締機の設置ポイントも読み込んでいて、最新データも毎月更新されます。さらに、直前になると警告音が激しくなる「ダブル警告」も搭載しています。
速度取締機は「昼・朝夕・夜」と走行時間、場所に合わせたリアルなCG画像を表示してくれるのでとても見やすいと共に、高速道において、画面上部に制限速度を常時テロップ表示しているので便利です。保証も3年付いているので安心してしようできます。ドライブレコーダーの対応機種がありますが、ドライブレコーダーと繋げることもできるので更にパワーアップしています。
一般道40km/hを70km/h近く出して走行していましたが、レーダーを感知し警告してくれたので減速しました。案の定取り締まりをしており事なきをえました。
レーダーは大手3社位の独占なので価格がほぼ同じですが、老舗だけあって機能も充実しています。
圧倒的な情報力。72,000件以上の取締が行われているポイントをGPS情報として収録。全国の取締情報をしっかり警報します。
「また、レーザー式オービス」に対応したレーダー探知機で、取締機で使用されているレーダー波(Kバンド)とそれ以外の機器の識別が可能になったことにより、誤警報が大幅に低減しました。
また、一般道/高速道のどちらを走行しているか自動で判別し切替えを行うため便利です。 さらに、道路の最高速度が切り替わる地点で警報を発する「速度警戒ポイント警報」も搭載しているので、取締りを行う可能性の高いポイントを事前に察知できます。
小型な為、視界の邪魔にならない。 以前使っていた探知機は至る所で自販機や自動ドア等に反応していたが、この探知機は誤警報はかなり軽減されています。他の安価なバージョンではタッチパネルではなかったので、タッチパネルで使いやすい。
コムテック製品では価格に合わせた機能のレーダー探知機を販売していますが、この809LVは少々を高めですが、誤報がかなり少なく断然こちらを買って正解でした。
ナンバー自動読取装置まとめ
車検切れをわかって車検切れの車を運転しているドライバーもいますが、ナンバー自動読取装置導入でそれも中々きびしくなってきました。違反していたらすぐに捕まってしまうでしょう。逆に車検を通すよりお金が掛かってしまい良い事は何もありません。
なので、車に乗ったときは車検の有効期限ステッカーを確認するのがいいし、大丈夫だと思って車検切れの車を乗らないのが何より大事なのが分かったと思います。