車を長年乗っていると、いつの間にかヘッドライトが黄ばんでいることに気ずきます。しかし、やり方が分からないし、自分でやるのは面倒だという人は結構いるはず。しかし、相当めんどくさがり屋の私でもできるという事は意外にみんなもできるはず!意外に簡単にでき、綺麗になっていると実感してもらえると思います。この機会に試してみては?!では説明していきたいと思います。
ヘッドライトの黄ばみは何で落とせるの?
そもそもヘッドライトの黄ばみは、太陽の紫外線での変色や汚れや水垢、キズなどからの劣化や、汚れの蓄積などが主な原因と言われています。
本来は、キチンとヘッドライト専用のコンパウンドとか紙やすり(耐水ペーパー)を使用するのが一番いいです。何故かというと、黄ばみの原因をまとめ落としてくれるように研磨機能を有しているからです。
どうしてもと言うのであれば、重曹や100均のウロコト取りも使用可能です。ただ重曹はアルカリ性洗剤なので、油汚れには強いですが、同じアルカリ性の汚れ(水垢とか)には弱いです。なので、今回は重曹+クエン酸を使用してみました。クエン酸は酸性なので、アルカリ性の水垢には強いと言われています。
ヘッドライトクリーニング必要材料
・雑巾(クリーナーに付属している時は入りまん。付属していない場合は2、3枚必要です。100円均一でも売っています。)
・ヘッドライトクリーナー(ネットやホームセンター、カー用品店などで入手する)
・マスキング又は養生シート(ヘッドライト意外に傷をつけない為に使用します。ホームセンター、カー用品店ネットで入手可能)
・水(濡れた雑巾んで拭く時もある為、水道があった方が良い)
いざヘッドライト専用黄ばみ取りで実践
・今回使用するものは、WILLSONヘッドライトクリーナーDXコーティングです。
1.まず、水で濡らした雑巾でヘッドライトの表面の軽度な汚れをふき取ります。ここでキチンと汚れをふき取っておかないと綺麗に研磨がかけられません。
2.次にヘッドライトのふちに沿ってマスキングをします。これはボディーまで誤って磨いて傷をつけない為にやります。私は初めにしましたが、まだ研磨剤を使用していないので、この順番はどちらでもいいです。
3.拭き取ったらWILLSONヘッドライトクリーナーDXコーティングの中に入っている青色のスポンジに専用ペーパーを巻き、その上に下地クリーナ(研磨剤入りコンパウンド)をつけて磨きます。ポイントは手を上下に動かす感じです。左右ではありません。
・途中経過を下の写真で見てみると結構汚れが取れているのが分かります。しかもこれは1度目です。こんなに汚れてたのかーって私もびっくりします。
3.汚れが落ちたら乾かない内に、付属のペーパーか雑巾で拭き取ります。どうでしょう、下の写真で見るとかなり汚れが落ちて透明度がましています。すげー!こんなに落ちるとは実際思いませんでした。しかも簡単に落ちます。
4.雑巾で拭き取ったら、WILLSONヘッドライトクリーナーDXコーティングの中に入っている赤いスポンジに専用ペーパーを巻き、その上に付属のコーティング剤を付け磨きます。コーティング剤は拭き取らないで、乾ききるまで30分くらい待ちましょう。以上で工程は終了みたいです。
(コーティング剤はヘッドライトを汚れにくくする為や、より透明にするために行います。)
やはり、専用の物は効果が全然違います。研磨力があるのでどんどん汚れが取れていく印象です。注意する点としては、マスキングは必ずする事を推奨します。私は、初め忘れててマスキングをせずボディーまで擦ってしまいました。後の祭りです。同じことになりたくなければマスキングをしましょう。また、今回使用したヘッドライトクリーナーは、コーティング剤や研磨剤、クロス、スポンジなどすべて入っているのでとても簡単に出来ました。
100円均一のダイヤモンドウロコ取りを実践
100円均一ならどこでも置いているウロコ取りはいたって簡単です。スポンジを水に濡らした磨くだけです。頑固な汚れは何回か繰り返してみましょう。
1.やり方は先ほどと同じく雑巾で汚れを取り、マスキングをして水に濡らした100円均一のダイヤモンドウロコ取りで磨きます。そして、雑巾で拭き取ります。では別の車で試してみます。
途中経過ですが、あれっ?意外に綺麗になっている!汚れの落ち方凄すぎる。まじか!100円均一すげー!って思う感じです。これにはちょっと驚きです。
2.へー!100円均一にしては上出来です。ただ100円均一のウロコ取りにはコーティング剤は入っていませんので、別途コーティング剤を購入する必要があります。今回はCARALLの「GLOSS FINISH」を使います。これは、吹き付けるタイプなので、吹き付けて乾く前に雑巾で磨きます。
どうだったでしょうか、意外に綺麗!100円均一のダイヤモンドでウロコでも使用可能なのが分かりましたが専用の黄ばみ取りよりは、ウロコト取り専用なので弱い感じはします。ただ100円均一でこれは上出来です。何回か繰り返せばいいのかもしれません。ただ、コーティング剤は含まれていないので別途購入が必要です。
重曹+クエン酸でヘッドライトの黄ばみ取り実践
今回使う重曹はアルカリ性で主にキッチン周りの油汚れによく使われます。
クエン酸は酸性で、鏡の水垢取りによく使われています。では、なぜこの二つを使用するかというと、ヘッドライトの汚れには油汚れもあれば、水垢もある為この二種類を使用して試すことにしました。では、また別な車を使用してみます。
1.まず、重曹から!重曹は汚れの度合いにより配合が違いますが、一般的には、100㏄(水)に対して5グラム(重曹)か100㏄に対して10から20グラムぐらいの割合で使われます。重曹又はクエン酸はホームセンター又は100円均一又はネットで売っています。容器もホームセンター又は100円均一又はネットで売っています。
今回は100㏄に対して30グラムの重曹で行いきたいと思います。ちなみに重曹は水に溶けずらいので研磨剤の効果があります。
まず重曹を吹き付けてスポンジで擦って雑巾で拭き取ります。そして、次にクエン酸を吹き付けスポンジで磨きます。
2.クエン酸を拭き取り終了です。しかし、意外に取れていません。もっと軽度な黄ばみや汚れならいいのかもしれませんが、今回は結構黄ばみがひどいこともあり、中々厳しそうです。
重曹とクエン酸で黄ばみが少しは落ちるのですが長年の経年劣化や水垢の為、中々落ちきれません。やはり、もう少し研磨力が欲しい所です。しかし重曹は万能洗剤と呼ばれていて、色々な用途で使用可能で、車のボディーの洗浄にも使用できます。
プロに頼むと黄ばみ取りとコーティングはいくらかかる?
自分でもできるヘッドライトの黄ばみとりですが、プロにに頼むといくらかかるのかと言うと、安い所で、黄ばみ取りが、状態によりですが3,000円~5,000円ほどかかります。
プラス、コーティングが3,000円~5,000円とみておいた方がいいです。なので、状態により10,000円以内で収まるとみておきましょう。
メリットとしては、プロに頼むと市販のコーティングとは違い、分厚くコーティングしてもらえるので2、3年は持つのではないでしょうか。
また、プロに頼むと、黄ばみ取りもポリッシャーで均等に研磨してくれ磨き残しがありませんし、コーティングのムラも無いし、コーティング剤も良いものを使用しますので長持ちします。余裕があればプロに頼むのも良いでしょう。
出来るだけ自分でやる場合はコマ目にヘッドライトの掃除とコーティングをするといいでしょう。期間的には半年に1度はするようにしましょう。3カ月に一度でも尚いいと思います。
イエローハットさんでは、左右磨きだけだと3,300円との事、左右、磨きコーティング、工賃込みで最低6,600円からとの事です。確認した所、6,600円はあくまで最低料金で、車種によって違いがあるとの事です。また、磨きはポリッシャーで行います。
注意する点としては、確認したらイエローハットさんすべての店舗でヘッドライトクリーニングを行っているわけではないとの事です。必ず行く前に電話で確認してから行くことをお勧めします。
オートバックスさんではヘッドライトの磨きだけでは3,300円、磨き、コーティング、工賃込みで5,500円だとの事です。作業時間は、状況はありますが、磨きだけであれば1時間ぐらいは見といてくださいとの事です。
コーテイング込みの場合だと、1時間から3時間はみておいてほしいそうです。磨きはやはりポリッシャーを使用するそうです。
注意する点としては、店舗の混雑状況に時間が変動するので、予め行く前には電話連絡をしておくのがよいでしょう。
整備工でのヘッドライトクリーニングは汚れや傷の度合いにより適切に処置します。なので、紙やすり研磨以外の、普通のポリッシャー研磨だけであれば料金的にはカー用品店を大差ありません。
しかし、傷などを消していくとなると紙やすりなどでの研磨をしなくてはいけないので、工程が初期研磨、中期研磨、最終研磨など、番手を変えながら調整していきますので手間もかかります。
この作業は、傷を消すために削りすぎたりしないように工程を分けるので、カー用品店などではできません。つまり、技能が必要になります。なので、料金はカー用品店の倍くらいの金額を見ておく方がいいとの事です。
ヘッドライト黄ばみ取りまとめ
今回はヘッドライトの黄ばみを落とすのに100均のウロコトとりや、専用クリーナー、重曹+クエン酸などを試してみました。一番の驚きはやはり、100均のウロコト取りです。
水垢とかのウロコには一般的にクエン酸がお勧めされていますが、ヘッドライトの黄ばみを取るには少々弱いです。100均のウロコトとりにはダイヤモンドの粒子が使われており、研磨能力も中々高くこれには驚きました。しかし、市販されている専用のヘッドライトクリーナーほどよく取れるわけではありませんでした。
よほど、経年劣化での黄ばみや傷が激しい場合は、カー用品店か整備工場なので見ていただきましょう。ただ、ヘッドライトの表面上のあまり深くないキズであれば整備工場で工程研磨により可能ですが、内部に到達している割れや傷は交換でないと対応できないのでそこらへんは相談の上検討してください。