高度化する自動車盗難技術!愛車を守る為に必要な「リレーアタック」防止対策は?

以前は自動車の年間盗難件数が5万件以上あった10年前を境に、現在は59年ぶりに1万件を下回り激減しています。
1990年代後半に、自動車の盗難が急増し社会問題となり、これを受け2001(平成13)年、国や警察、民間の自動車関連団体が連携し、自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチームが立ち上がり、盗難防止の普及に努めてきました。
ちなみに2018年の自動車盗難認知件数は8600件位だったそうです。2003年(平成15)は盗難件数は6万4000件位みたいですが、15年でかなり減少しています。官民合同プロジェクトチームの成果が如実に見えますが、それを逆手に取った新たな手口も登場しているので調べてみました。

新手の手法!「リレーアタック」とは?

海外では以前から確認されていましたが、2019年に入ってから日本でも、テレビで紹介されるほど、その被害が目立ってきています。
リレーアタックは、「スマートキー」の特性を悪用し、微弱な電波を発しているスマートキーの情報が車両側から発される微弱電波の情報と照合されることで、ドアノブに手をかけるだけで開錠されたり、プッシュボタン式のエンジンを始動するというものみたいです。

このリレーアタックは、ほんの10秒から数分でクルマのエンジンをかけます。
自宅駐車場、コンビニやスーバーでの駐車場など、どこでも盗難される可能性がありとても厄介です。

盗難抑制に効果的だったイモビライザーがリレーアタックの登場で無意味に!

スマートキーはイモビライザーと呼ばれるセキュリティと連動しており、極めて高度な盗難防止機能を持っています。これによりスマートキーを使っている限り、盗難されることはありませんでしたが、リレーアタックの登場によりイモビライザーが無効化されたのです。今までは便利で安全だと思っていましたが、また泥棒の技術が向上したみたいで残念です。

イモビライザーとは?

イモビライザーとは、車の防犯装置のことをいい、従来のクルマの鍵は、ギザギザのついた金属の部分が鍵穴内の凹凸とかみ合うことで鍵が回りエンジンがかかる仕組みです。しかし、これだと簡単に複製されてしまうという欠点があります。また確かに昔はカギの置忘れががり、鍵屋さんが複製してましたからね。そこでこの防犯性の脆弱さを解消するために開発されたのがイモビライザーです。

イモビライザーの仕組み


イモビライザーキーには小さなICチップ(トランスポンダ)が埋め込まれていて、このチップに書き込まれたIDコードと、車両本体に登録されているIDコードを照合し合致した時にエンジンがかかる仕組みです。
物理的な仕組みではなく、電気的な信号によって始動し、高度な暗号化技術によって発信されていて、その組み合わせは膨大で現在の技術では複製することは不可能と言われていました。

自動車盗難のその後!

盗難車両がその後どうなるかと言うと、不正に解体され海外に輸出されたり、解体された部品がほかの車両に使用され販売されました。
警察庁によると、車両の部品を狙った盗難の件数は、2007(平成19)年度の7万8000件位から、2017年度には2万7000件あたりまで減っています。しかし、そのなかでナンバープレートの被害が増加傾向にあり、2017年度は44.9%を占めたそうです。ナンバープレートは別の車両に取り付けられ、犯罪に使用されるケースがあります。次から次へと悪党はよく考えます。

どうやって盗難車が密輸出される?

盗難車が輸出される最も多いのが、コンテナンの積み荷のすり替えです。これってどう考えたって、厳重に管理されてるのに初めに許可済みの車を積んで、船が出る前にすり替えるってそんな簡単な事なのでしいょうか。
コンテナは税関をを通過すると1か月間は留め置き可能みたいで、預かりきれない分は民間のコンテナ置き場におくそうです。ですが、例え民間のコンテナ置き場に置かれても何回考えても簡単ではないですね。もはや、手助けしている人が内部にいても、おかしくないですね。闇が深い・・・

何故ナンバープレートが盗まれる?

近年、自動車の盗難件数がかなり減りましたが、その中でも最も多いのがナンバープレートの盗難です。なぜ?とおもうかもしれませんが本当です。
調べてみると意外や意外海外では日本のナンバープレートが人気の様です。何に使うのって話ですがアクセサリーみたいに使う事が多いみたいです。
窃盗するほど利益があることにビックリですが、さすがにナンバープレートを盗まれないようにするのは難しいはなしで、防犯しようにもなかなかできないのが現状です。でも車を盗まれるよりは遥かにいのは確かです。ナンバープレートだけは盗まれたら運が悪かったと思うほかありません。

リレーアタックを防止するには?

スマートキーを金属製の缶に入れる
タイヤロック

リレーアタックを防止するには金属製のケースに入れて電波を遮断することをお勧めします!

準備できない場合は、最悪アルミホイルでスマートキーを巻くをいう手もあります。アルミホイルは便利な事に、電波を遮断してくれます。

また、電波を遮断する方法とは別に、ハンドルロックやタイヤロックなど、窃盗犯が発車できなくなるように物理的に動かなくする対策も有効です。

後者の方が、リレーアタック関係なしに、取り付け取り外しが面倒なのが難点ですが、色々な盗難から守れるのでお勧めです。ハンドルロックは値段としては4,000円代から買えますが、ブランドものだと8,000円位します。

タイヤロックは、変な機能が付いてなければ。3,000円からあると思います。どちらにしても、そこまで高くはないので、車を持って行かれる事を考えるとそこまでの痛い出費にはならないでしょう。

リレーアタック防止アイテムお勧め

HORNETタイヤロック LT-50Y

このHORNETタイヤロックは、ド派手な黄色で目立つ事間違いなしです。色だけでも防犯効果に期待できます。特殊合金でできており、切断は難しいです。また、複製しにくい専用着キーがあり、そのカギでしか解除出来ないのなおの事、盗難しずらくなっています。

なお、このタイヤロックを着けるにはタイヤ幅:300mm以下ホイールに35×35mm以上の隙間が必要と記載がありますが、軽自動車や一般車は問題はないです。そもそも、タイヤ幅:300mm以上のタイヤってなると、23インチのホイールになってくるので、そんな人中々いません。アルファードでさえ、純正が16インチから18インチです。そう考えると、ほぼ取り付け可能です。ただ、自分の車に履いているタイヤの幅は一応確認することをお勧めします。

LESTA ハンドルロック

ハンドルロックとクラクションのダブルの防犯機能を搭載いてより安心できるアイテムです。このハンドルロックには、 高硬度合金鋼 を使用していて、簡単に切断されない仕様になっています。また、ハンドルを無理に動かそうとするとクラクションが鳴るので防犯性は高いです。

それに加えて、ほぼ100%の一般乗用車 & 軽自動車 に対応 していて、 スポーク幅7cmまでのハンドルであれば取り付けが可能です。たとえ、侵入されても専用の鍵でロックを解除しない限り外せないので、持ち去ることが難しいです。 30日間返品可能とLESTAメーカー 1年保証が付いているところが嬉しいですね。

FANACAN  リレーアタック防止用スマートキーケース【2021最新性能強化版】

リレーアタックが防止できる安価なアイテムと言えば、キーケースです。このキーケースは、電波防止繊維3層構造+酸化防止表面処理でつくられているので、微弱電波のハッキングをブロックできます。キーケースなので、持ち運びが気にならないのがいい所です。

リレーアタック防止まとめ

リレーアタックと言う新手法による自動車盗難が頻発している現在ですが、泥棒も手を変え品を変え襲ってきます。
攻略されない技術はおそらく無いでしょう。犯罪件数や自動車盗難件数は減らせますが無くなることは無いと思います。だからといって、何もしないのはあまりにも無知です。その都度その都度、最新の盗難防止の物に変えていくことがベストだと思います。

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