放置車両への黄色い紙の正体！確認標章とは？意外に高い驚きの罰金！一体いくら？

コンビニに駐車場がなかった時や幼稚園や保育園の送り迎えの時、近くのパーキングが満車だった時など少しの間なら大丈夫だろうと路中する事が良くあります。しかし、そんな時にいつの間にか車に黄色い張り紙が！慌てて車に近寄ってみると確認標章が貼られているなんてことが運悪くあります。ではこの確認標章は何なのか？そして罰金はいくらなのか調べてみました。

確認標章とは？

確認標章とは、放置車両違反車のフロントガラスに貼られる黄色い紙のことです。

確認標章には違反車両のナンバーや証票番号、日時や場所などの違反状況が記載されています。カメラで違反車両を撮影したのち、専用端末を使って必要事項をに入力されます。

また、確認標章が貼られた車を運転する場合、車の使用者・運転者・管理責任者以外が剥がして運転してはいけないきまりがあります。

駐車違反の法律は２００６年６月に変更

駐車違反の法律は２００６年６月に大きく変わりました。出頭せずに納付書の到着を待って罰金をおさめれば、警察へ出頭しなくてもよくなり違反点数は加算されなくなりました。罰金の納付書は車の所有者に送付され、届いたら罰金をコンビニなどで支払います。
かつての確認標章は輪っかタイプのものが主流で、サイドミラーやフロントグリルに取り付けられました。自分で勝手に外すことができなかったので、警察署へ出頭し、外して貰わないといけませんでした。それを考えると現在は罰金だけで済むのでかなりの手間が省けました。

【法改正前】

・取り締まりは警察官が行う。

・違反金（罰金）を収める。

・すぐに駐禁は取られなかった。

・違反点数が加算された。

・警察への出頭は当たり前。

・昔の確認標章はサイドミラーやフロントグリルに自分では取れない盗難防止の様な輪っかタイプでした。

【法改正後】

・出頭しないので違反点数を加算されることはない。

・現在はすぐに駐禁を取られてしまう。

・警察官ではなく、緑のおじさん登場。

・警察への出頭はしなくてもいい。

・コンビニで支払い可能。

・納付書が車の所有者あてに届くき罰金を納める

・改正後は黄色いステッカータイプが主流となり自分で違法車両確認標章を剥がせる。

放置駐車違反と駐停車違反の違い？

放置駐車違反車とは、違法と認められる場所に駐車し、運転者が車から離れていて車を移動させられない状態にある車のことです。

駐停車違反車とは、違法と認められる場所に駐車し運転者が車のそばにいて車を移動させられる状態にある車のことです。
放置駐車違反と駐停車違反の違いは「違反車両の運転者を確認できるかできないか」という点です。

放置車両の撤去はされない？

放置車両の撤去は基本的にはされません。違反車両がたとえ私有地にあったとしても、車の所有者の承諾がなければ撤去できないという法律があります。放置車両を撤去するには、まず車の所有者を探し、任意撤去を促します。それでも放置される場合は、訴訟を起こし裁判となります。

まれに放置車両によって危険が伴う場合や円滑に交通できない場合は、警察官がレッカーで移動させることができます。レッカー移動された場合、移動にかかった費用は違反者や車の所有者が負担に違反者にはかなりの痛手になります。

確認標章が貼られた放置車両の罰金

放置車両の罰金
駐停車禁止場所等　大型車：25,000円
普通車：18,000円
二輪車：10,000円
駐車禁止場所等大型車：21,000円
普通車：15,000円
二輪車：9,000円

上記以外に「高齢者等制限区間（妊婦や高齢者の専用区間）」に一般車両が駐車した場合は、2,000円プラスされます。

罰金は、違反日から約1周間前後で送付される「放置駐車違反金納付書」で支払います。

罰金を支払わなかった場合は運輸局に通報され、次回の車検が受けられない状態となります。車を売却しても、納付を逃れることはできません。

・次回の車検が受けられない。
・放置違反金に年利１４．５％の延滞金が加算される。
・財産を強制的に差し押さえられる。

駐車監視員は警察ではない

本来駐車違反の取り締まりは、上記でも話したように本来は警察の仕事です。しかし、法律の改正で民間人もこれができるようになりました。これが駐車監視員です。

この駐車監視員は民間人ですが、みなし公務員という物になっています。つまり、公務員と同等ということです。駐車監視員は、資格試験を受け、民間の警備会社などに所属して警察から駐車違反取り締まりの仕事が依頼されている仕組みです。

駐車監視員になるには、各都道府県が実施する駐車監視員資格者講習を2日間延べ１４時間受けて試験に合格すれば晴れて、駐車監視員となります。ちなみに、合否は１週間後に出ます。合格率は70％以上との事です。

ここで注意しなければならないのが、自分が路駐しているのに、威圧的で、攻撃的な態度をとる人がいますが、駐車監視員は警察ではなく民間監視員ですが、「みなし公務員」で公務員と同等の身分ですから、行き過ぎた言動には公務執行妨害罪が適用されますのでくれぐれも注意です。そもそも自分が悪いのを忘れずに！

確認標章まとめ

今回は駐車違反について話しましたが、以前より罰金だけで良くなった点は楽になりましたね。金銭的には大変ですが！
たまに罰金の支払いを拒み続ける人もいますが、良いことはひとつもありません。
車検が取れなく車がのれなくなったり、財産差し押さえだったり、このような事態になる前に素直に支払ってしまうことが１番ベストです。